龍がおもわず声をあげ、急に足早に帰り始めた。笑
わたしも必死にあとを追う。
心がウキウキ、ワクワク。
だって・・・
空がアートしてるんだもん!!
心がウキウキ、ワクワク。
だって・・・
空がアートしてるんだもん!!
撮らないわけないでしょ。。。
撮りたいに決まってるでしょ。。。
心が躍る。
家に着いたとたん、ドサッと荷物を置いたかと思いきや、龍は一眼レフを取りに部屋に走り、カメラ片手に家を飛び出した。笑
わたしは、そうだ!…とあることを思いつき、父に電話。
父のもうひとつの家なら何の障害もなく、空 取り放題だ!…が閃いた。
もうマンションの外の階段からバシャバシャ撮り始めている龍に声をかけ、即行、父の元に鍵を取りに行く。
母が鍵をもって玄関に出てきた。
「どうしたの、蓮。鍵持って何しに行くの?」
「写真とんだよ。すっごいよ空。見てみ。」
と、玄関横のバルコニーに通じる大きな窓から空を指さした。
「あら〜。嵐の前みたいなようよね。好きねぇ蓮、写真とるの。ちゃんと戸締りして帰ってくるのよ。ちゃんとよ。1人で行くの?」
「龍も一緒だよ。」
「じゃあ、心配ないわね。」
どういう意味だ!笑…と、心で突っ込みながら走って龍の元に戻った。
もうひとつの父の家のバルコニーはビンゴ!だった。
空をまんま撮れた。
奥の部屋からそのまま続くバルコニー出入りの大きな窓が、その部屋の窓でもあるわけで。
その部屋から拡がるバルコニーの空間、そして景色。
さらに空!
すごかった。素敵だった・・・。
ここでの夜空はどんな感じを味わうんだろう。
充分、撮るのに満足したあと龍と2人、空を眺めていた。
わたしは空を感じていた。
空に在る法則を。
真っ黒な雲。
その雲の上に必ず白い雲がある。
黒と白が混ざった雲もある。
けれど、黒い雲が白い雲を超えてしまうことはない。
その白い雲の上には、必ず晴天の青の空がある。
真っ黒な雲が、真っ白の雲を覆い尽くすことはできないし、
真っ黒な雲が、晴天の青を覆い尽くすこともさらにできない。
地球の大地からの狭い視点では、この逆を感じるだろう。
まるで黒い雲が白い雲を覆い隠したように。
白い雲が、青空を隠してしまうかのように。
けれど天からの大きな広い視野で観れば、そこには明確な真実が存在していることがわかる。
すでにそこに在るのは、晴天の青がすべてを抱いているという法則。
決して黒い雲でも白い雲でもない。
黒い雲がエゴならば、白い雲は愛であり、晴天の青は、無限の愛だ。


家々があんなに小さく、雲はあんなに大きく、どでかい180度拡がるナチュラルアート。








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